無実の罪を着せられる人が、いなくなりますように

11歳の少女を保険金目当てに放火して殺した、という事件について、冤罪であるという決定がなされました。
20年以上も前の事件で、犯人とされたのは少女の実の母親と、その内縁の夫。
2人は20年もの長い間、罪を着せられ、刑務所に入れられていたわけです。
強要されてついしてしまった自白が、2人から20年のときを奪いました。

車庫に入れてあったクルマからガソリンが漏れ出たことにより自然発火した、というのが明らかになった真相です。
検察側は自然発火した、という事故の可能性を考慮に入れず、2人を自白に追い込んだということです。
娘を亡くしたショックで混乱していた母、いきなり「お前が殺したんだろう!」と頭ごなしに決めつけられた内縁の夫、容赦のない厳しい取り調べで精神が極限の状態だったことは容易に想像できます。
自白通りに行ったとしてもその状況を再現できなかったこと、問題とクルマでガソリンが漏れるという現象が何件も報告されていること、この2点の理由により冤罪の可能性が高いと認められたそうです。

事件の捜査は人間がやることなので、多少の間違いがあるのは仕方がありません。
しかし状況だけで決めつけてしまうのは、やっぱりよくありません。
無実を訴えながらも獄中死してしまうこともあるし、冤罪が認められても刑務所に入れられていた時間が取り戻せません。

この事件で私が一番の被害者だと感じたのは、犯人とされた人の息子、焼死してしまった娘さんの弟さんです。
10歳程度の子供であるのにお姉さんを亡くし、お母さんと父親のように慕ってきた人がその犯人だとされたのです。
その絶望はどれほどだったのかと、考えてしまいます。

捜査技術の向上と取り調べの可視化により、冤罪が少なくなることを願ってやみません。

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