有川浩「明日の子供たち」を読んで

有川浩さんの「明日の子供たち」を読みました。
読みやすいのですがあまりにも出来過ぎていて、上っ面だけの話のように感じました。
有川さんらしいと言えば有川さんらしいお話でしたが・・・
まず登場人物が全員、良い人であることが不自然で、気持ち悪く思いました。
「明日の子供たち」は児童養護施設を題材とした小説です。
児童養護施設の入所者から「児童養護施設についての小説を書いてほしい」と依頼を受けて書かれました。
自分たちは可哀想ではないことを世の中の人に知ってほしかった、ということを聞いたことがあります。

福祉をテーマとしている以上、登場人物の多くが「優しい人」となってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
しかしそこにいる人のすべてが優しい人というのは、どうかと思います。
なかには優しくない人も必ずいるはずです。
みんながみんな優しくては、その児童養護施設は成り立っていきません。
また入所している子供たちのなかには更生することが不可能なぐらい人から虐げられ、人を信じることができなくなっている人も多いでしょう。

話の中に児童養護施設はきっちりした量で食事が作られており残るということがない、そのため1日置いたカレーの美味しさなど知らない、ということが描かれています。
しかし普通の家庭ならどこでも、残ったカレーを次の日もカレーとして食べるわけではありません。
必要量、1回の食事で食べきることができる量しか作らない家庭はあります。
うちの実家の母などもそうで、家族4人で食べきれる量しか作っていませんでした。
もしくは違うものにアレンジして食卓に上るか、です。

有川さんのお話、最近は出来過ぎていてつまらない、と感じます。
良いお話なんですけどね。

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