新刊本の図書館での貸出について思うこと

おとといの夜、今年の本屋大賞が発表されました。
ピアノ調教師の青年に成長を描いた、宮下奈都さんの「羊と鋼の森」。
暖かい内容の、静かなお話だそうです。
私の好みにピッタリで読んでみようかとは思っていたのですが、実行していなくて残念!
さっそく図書館に貸出し予約を入れました。

私の住んでいる市の図書館で「羊と鋼の森」は「予約の多い資料」の第17位で、予約待ち人数は68人。
第1位は相変わらずピース・又吉直樹著の「火花」で、317人待ちだそうです。
いっしょに芥川賞を受賞した羽田圭介著の「スクラップ・アンド・ビルド」は35人待ちでした。

「火花」、私が去年予約を入れたときは100人台ぐらいでしたが、覚悟していたよりもずっと早く読めた感じがしたので、かなり何冊も購入して回しているのでしょう。

公共図書館を利用するとタダで本が読めるので、気になる本を読むのにとても便利です。
気に入ったらあらためて自分で買って手元に置いておけば良いし、気に入らなければ返して終わり、です。
増えすぎて困ることがないし、つまらなかったとしても腹が立ちません。
だって、お金を払っていないのですから。。。

ただし人気のある本だと月単位で待たなければならないのが、難点です。
爆発的ヒットとなった「火花」の場合、計算では2年も待たなければ読めない、というのもザラだったよう。
実際にはそれほど待つことはないと思いますが、半年待ちぐらいは覚悟しなければならないでしょう。

出版されたばかりの本を図書館で貸し出されると売り上げが伸びないとして、一定期間は図書館での貸出をしないようにとの要望が一部の作家から出されました。
読む本のほとんどを図書館で調達している私としては「ごめんなさい」と言うしかありませんが、そうなったらやっぱり困ります。
読みたい本をすべて買っていたらものすごい出費になってしまうし、読み終わった本の置き場所に困るからです。
電子書籍版なら紙の本より多少は安く買うことができ、置き場所の問題もとりあえず解消します。
今でも本を買う場合は電子書籍版があるかどうかをまずチェックし、あればそちらを買います。
電子書籍版がないから買うのをあきらめた本も、たくさんあります。
でもやっぱり紙の本も読みたい、とくに小説などは神のページをめくって、ゆっくりと、楽しみたいのです。

運動をするのに有料会員になってさまざまなサポートを受けたり設備が使用できたりするスポーツクラブがあるように、あるいはDVDやCDのレンタルがあるように、有料の図書館があると良いな、と思います。
月額いくらで決められた冊数まで本の貸し出しを受けられたり、どんな本を読んだら良いかなどのアドバイスを受けられたりできる場所です。
新刊本は高い料金にしておいて、だんだんと料金を下げていきます。
DVDやCDのレンタル料と同じです。
料金の一部を作家や出版会社に支払います。

図書館でも貸出量に応じて作家にお金が支払われるようなシステムがあれば良いのではないか、と思います。
おもしろい本は、たくさんの人に読んでほしいものです。
そしてその結果が、作家にきちんと報酬としてフィードバックされる仕組みになっていれば良いと思います。

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